ダーマペン4
ダーマペン4は、マイクロニードリング(microneedling)と呼ばれる治療の一つです。
皮膚に多数の微小な穴を機械的に開けて、その傷が治る過程を(創傷治癒)利用して、様々な皮膚トラブルを改善します。また、治療時に皮膚に対する有効成分を塗布することにより、効果をより高めることも可能です。
適応、症状
肌のハリ、肌理、テクスチャーの改善
小ジワ
開大毛穴
ニキビ痕
傷跡
ストレッチマーク
治療の流れ
・診察を行い。ダーマペン4の適応の有無を確認し、同意書面に署名をいただきます。
・メイクオフ・洗顔の後に麻酔クリームを塗布いたします。
・30分後に麻酔クリームを落し、皮膚を清浄な状態にした後に、ダーマペン4による治療を行います。同時に、ご希望の薬剤(アンチエイジングケア用、ピーリング剤等)も浸透させます。
・痛みは治療深度(0.2㎜ないし3㎜まで調整可能)や使用薬剤により異なりますが、チクチクした感じや熱感をお感じになる場合があります。
・治療後はダーマペン4公式のマスクを用い、鎮静を行います。
・各人の症状により異なりますが、3~4週間間隔で5回以上の治療が通常必要となります。また、効果には個人差があり、必ずしも効果を保証することはできません。
*当然ながら。院長がすべての方の治療を行います。
ダウンタイム、注意事項
個人差があり、治療強度によっても異なります。一般的にⅠ日~1週間程度、若干の出血、赤みやヒリツキが残ります。
また、発心や掻痒感、部分的に針穴が目立つ場合もあります。
治療後12時間は洗顔、日焼け止めの使用などスキンケアは不可となります。メイクも12時間後から可能です。治療当日は、入浴、飲酒、激しい運動は避けてください。シャワーは可能です。治療部位が不潔にならないようにできるだけ触れないでください。
日焼けには十分ご注意いただき、治療後12時間は日焼け止めの塗布ができませんので、帽子やサングラス、マスクなどでしっかり紫外線対策をしてください。
ダーマペンなどのマイクロニードリング治療は、フラクショナルレーザー(FL)と概念的には類似する治療ですので、治療ターゲットとなる皮膚の状況・プロブレムはほぼ同じです。ただし、FLのような熱影響がない分、ダウンタイムは短く、軽度で、炎症後色素沈着の発生率も低めです。また、同じ理由で治療効果も劣ります(薬剤の導入効率も剥離的FLの方が高いという報告があります)。
よって、回数を比較的要する可能性はあるが、ダウンタイムが短く、軽度な治療を検討されている方、あるいはレーザー治療はどうしても肌に合わないという方には、良い選択肢の一つとなるかと思います。
副作用・併発症
一時的な肌のごわつきや皮剥けがあります。
まれながら、色素沈着や肝斑の悪化が見られることがあります。また、一時的にニキビが多発するケースが報告されています。
お受けになれない方
妊婦の方、授乳中の方、リドカイン(麻酔薬)アレルギーのある方、ケロイド体質の方や傷の治りが悪い方、日焼けをされている方。治療後日焼けをする可能性がある方、金属アレルギーの方、過去1年以内にアキュテインを服用した方、重度のニキビや酒さ、イボ、ヘルペスなど皮膚病変のある方、金の糸が入っている方、心疾患、免疫不全、膠原病など重篤な病気で加療中の方、その他、医師が治療の適応がないと判断した場合。
ダーマペン4とピーリングのコンビネーション治療
ヴェルベットスキン=ダーマペン4+マッサージピール
表面麻酔の後に、ダーマペン4により0.2~0.5mmの深さでマイクロニードリングを行い、マッサージピールの薬剤(PRX-T33)を塗布します。これにより、薬剤の浸透率が上昇し、より同治療の効果が高まります。
マッサージピールをお受けになった経験があり、よりお高い効果をお求めの方に推奨できる治療です。
ウーバ―ピール/ダーマぺン4+ウーバーピール(PRO)
ウーバーピール(PRO)は、マンデル酸・乳酸・レゾルシノール・コウジ酸・アルブチン・ヒアルロン酸・レチナールデヒドなど、肌再生、美白、抗炎症・抗ニキビなどに効果のある10種類以上の成分が配合されたオールインワン型の低刺激性の薬剤で、ダーマペン専用のピーリング剤です。
上記ヴェルベットスキンより、刺激が少なく、ヒリツキやほてり感が少ないのが特徴です。
治療費
ダーマペン4+純正薬剤 33,000
ダーマペン4+BENEV 成長因子 33,000
ヴェルヴェットスキン 44,000
ウーバーピール 44,000
(上記料金は、麻酔代、純正マスク代、リペアクリーム込みの料金です)
(初回は上記治療費からー10,000)